お気楽読書日記:10月

作成 工藤龍大


10月

10月01日

ヤクザの親分が更生して、キリスト教の牧師になる「親分はイエス様」という映画があった。
「ミッション・バラバ」という宗教団体が製作した。

ポスターで見た人もいるだろうが、この団体は元ヤクザでクリスチャンになった人たちの団体である。
こんなインパクトのある写真付きのサイトもある。
ミッション・バラバ
ミッション・バラバ新サイト

ところで、この団体の創設に関わった牧師さんがいる。
この牧師さんとミッション・バラバの関わりについては、「刺青クリスチャン誕生す」というページで、ミッション・バラバ三代目会長となった鈴木啓之氏が紹介している。

私は知らなかったが、アーサー・ホーランド師は利重剛監督の映画「クロエ」に俳優として出演したり、ハーレー・ダビッドソンに乗ってバイク伝道したり、かなりの有名人らしい。

新宿での辻説法。十字架をかついで、日本全国を縦断。さらには韓国でも十字架を更新を敢行した。

クリスチャンの間では、そうとうな有名人だ。

キリスト教の牧師さんには、正直いってあまり興味がない。
牧師さんが革ジャンを着て、ハーレー・ダビッドソンに乗っていたとしても、自分にはどうということもない話だ。

それなのに、どうしてこの本を手に取ったのか。
なにか心の渇きみたいなものがあって、いらついているせいかもしれない。

この二ヶ月ほど、かなり仕事がきつかった。
睡眠時間を削って仕事してきたが、どうにもいけない。
本もろくに読めず、フラストレーションがたまる。

翻訳稼業だから、英文と日文はものすごい量を読んでいる。
ただ技術文書なので、心が渇いて仕方ない。
おかげで体重まで増えてしまった。
ストレスがたまると、太る体質だから。。。。

いらついて街をぶらついているときに、サングラスの人相が悪い西洋人の写真を見た。
白人かと思ったら、日米のハーフで、「岡田正之」という日本名もある牧師だった。
これが『不良牧師!「アーサー・ホーランド」という生き方』との出会いだった。
(続く)

【題名】
不良牧師!「アーサー・ホーランド」という生き方
【詳細】
アーサー・ホーランド (著)
文春文庫

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