お気楽読書日記:9月

作成 工藤龍大


9月

9月30日

更新できなかったので、読んだ本をメモしておく。

『空手とは何か』(廬山初雄)
元極真空手の廬山初雄が語る人生と空手。
「拳聖」沢井健一師と空手の達人・中村英夫師との出会いが興味深い。

『40ヵ国語習得法』(新名美次)
北海道札幌出身で、ニューヨークで眼科医をしている著者の外国語マスター法。
この人は語学の天才に属する人なので真似はむずかしい。

『渡部昇一の中世史入門』(渡部昇一)
頼山陽の「日本楽府」をタネ本にした英文学者の日本史紹介。
網野良彦以後の日本史愛好家には少々退屈かもしれない。

『河合隼雄のカウンセリング講座』(河合隼雄)
以下、含蓄のある言葉を引用。意味と解説は省略。
「全体の読みのなかに自分を入れ込む」
「忍法自我隠し」
「人と違うことが個性ではない」
「ものごとの意味を考える」
「コンプレックス」
「コンプレックスのあるところに可能性あり」
「コンプレックスは、はき出すだけではだめ」
「コンプレックスと対決しながら自分のものにする」
「人間の大きさのくらべあい」
「自分の力の限界を知る」
「三年間ノイローゼになるちからを持った人間」

『鬼園の琴』(内田百けん)
いまはなき旺文社文庫。百鬼園先生ははまります。
とにかく電車に乗ると、ビールが飲みたくなる逸品。

以下は、おぼつかない中国語で読んだ漢語(はんゆー)版。
『天黒以后』(村上春樹)
『英雄』(張芸謀監督の"HERO"ノベライズ版)

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