お気楽読書日記:4月

作成 工藤龍大


4月

4月12日

金曜日に「二期会イタリア歌曲研究会 ロッシーニ歌曲の夕べ」に行く。
上野の旧奏楽堂という由緒ある建物で、ピアノ伴奏のみでロッシーニの歌曲を聴く。

「音楽の夜会」(Les soirées musicalles)という 1830年〜1835 年に出版された歌曲集を全曲上演するプログラムだ。

ソプラノ歌手の越野麗子さんとバリトン歌手の鴨川太郎さんがすばらしかった。
「競艇後のアンゾレータ」(越野麗子)と「最後の思い出」(鴨川太郎)には聞き惚れた。
この人たちは本物だと思った。


ロッシーニの作品はあまり聞いたことがない。
CD を一枚聞いたくらいだ。

この作曲家は 37 歳でオペラの作曲をやめて、音楽会から引退し、トリュフを探すブタの飼育(猟犬ならぬ「猟豚」と本人は称したらしい。若くて無名時代のワグナーが引退後のロッシーニを表敬訪問したときに、そう言ったとワグナーが書き残しているそうだ。)と、レストラン経営に心血をそそいだ。

父親が食肉工場の監督をしながら音楽家をしていたというから、親子二代で同じ稼業を続けた父子鷹(あるいは父子トン=豚?)とも考えられる。

あいかわらずの予習バカぶりを発揮して、こんな本を読んだ。

「歌うイタリア語ハンドブック」(森田学)
「オペラ・アリア ベスト101」(相澤敬三編著)

どちらも原語と訳が入っていて、読み比べて楽しめる。
語学バカと下手の横好きは、不治の病気だ。
われながら絶対なおらないと思う。

「歌うイタリア語ハンドブック」には、かんたんなイタリア語文法が載っていて、以前からチャレンジしてみたいと思っていたイタリア語に推参できた。

話は変わるが、四月からNHKラジオ講座の放送時間が変わり、9時半からのイタリア語の法則枠が異動した。
通勤時間にラジオ講座を聴くのが楽しみだったが、現状聞けるのはスペイン語と中国語だけだ。
イタリア語は会社についてからこっそり聞いていたのだが(テキストは買わずにただ聞くだけ)、これはできなくなった。
ちょっぴり残念だ。

今年は、バッハのカンタータを中心にして、グレゴリオ聖歌とミサ曲を楽しむ計画である。
すでに廉価版で「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ曲」「グレゴリオ聖歌」を聞いた。
ミサ曲、レクイエム、テ・デウム、スタバト・マーテルは、モーツァルト、ドボルザーク、ブルックナー、ヴェルディ、フォーレ、ベル・リオーズ、ブラームスまでは聞いた。


それ以外にも、キリスト教宗教音楽を作曲した作曲家は大勢いるが、とりあえず手に入れた CD を聞きながら、歌詞を読んでみる。

金にならない趣味に走るのは、われながら仕方のない癖である。

ドイツ語を中心に、ラテン語、イタリア語と遊べる外国語は三つ。
たのしいなあ。

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4月06日

いちおうホームページの整理が終わった。
「工事中」を作ってしまったが、今日中に埋める予定。

ネットでの発信を再開できる。
うれしいことではある。

ところで、サイトを放置していたあいだに、事件があった。
読書読み物紹介サイトとして長らく使わせてもらっていた"ReadMe"が閉鎖していた。

http://readmej.com/

ここにはお世話になったが、システムにトラブルがあってちょっと困ったことも起きていた。
管理人さんのご挨拶はこちらにある。

http://readmej.com/news/g.2008-0229.html

テキスト系ホームページがお世話になったサイトがどしどしなくなる。
日記猿人=日記才人もそうだ。

ブログ全盛の時代に、テキスト系の日記を書くのは愚行ではあるが、当分続けようと思う。

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4月05日

ホームページの整理をする。
去年から手を入れられなかったページと、面倒だからとひとくくりにしたページを分割した。

おかげで、少しは見やすくなったようだ。

明日はきっちり更新できる−−と思う。

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