お気楽読書日記:4月

作成 工藤龍大


4月

4月21日

昨日、仕事を離れて本を読んだ。
ディック・フランシスの『利き腕』。

競馬ミステリーというジャンルで敬遠していたが、すばらしい小説だった。

北上二郎の解説では、ありきたりのミステリとしか思えないが、内容は密度が高いうえに、めりはりが効いている。
ラストもいい。

「馬に乗ってみよ、人には添うてみよ、本は読んでみよ」というだれかが言っていた俚諺を思い出した。

このごろ、読むものに冒険心が足りないように思う。
それ以上に、つかれはてていて本を読んでいない。

こんなもんだとは諦めずに、チャレンジしていくことに決めた。
ささやかだが、これはわたしの「四月革命」だ。

余談だが、大島弓子の『四月怪談』を持っていたように思いこんでいた。
見あたらないところをみると、どこかにしまったまま無くしたのだろう。

また購入するかどうか。
すこし迷っている。

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