お気楽読書日記:12月

作成 工藤龍大


12月

12月03日

ついに11月は更新できませんでした。

中国に出張にいったり、歌舞伎をみたり、それどころじゃなかったのです。

先月も書いたとおり、「のだめカンタービレ」と「相棒」に心いやされる日々です。
残念ながら週末のオアシス「チャングムの誓い」の地上波放送が終わってしまった。
ビデオやDVDで見られるとはいえ、定期的なスケジュールがなくなるのは寂しいものです。

ここ数年、NHK大河ドラマがつまらなくなって見なくなりました。
「北条時宗」以来、時代を超越したヒューマニズム、というよりアナクロニズムが鼻について見ているだけで時間の無駄という気がします。

自分自身、日本の中世史の知識が増えてきたせいで、歴史学的事実の陳腐化にうんざりしてもいます。原作が書かれた時点では標準だった解釈が歴史研究の進歩により古めかしくなってしまっているのです。それを脚本がカバーしているわけでもなく、「いまどきこんなことを言っている」とひたする呆れるばかり。

いくら仲間由紀恵が好演しても、あまり興味がわかない。
NHKは時代劇に期待しています。

来年は内野聖陽主演で「風林火山」ですが、いまの大河ではどうなるだろう。役者ががんばっていても、脚本があほらしくてついていけないのではないか。
へたをすると、「武蔵 MUSASHI」の二の舞かもしれない。
あまり期待しないでおこうと覚悟しています。
内野はいい俳優です。大河が不振でも内野のせいではまったくない。
今年、「功名が辻」をみなかったのも仲間のせいではまるでない。

ひどい脚本で仲間をみたくなかったから−−哀しいながらこれが現実。
それなりに視聴率が高かったのは、仲間のためにはよかったと思います。
「トリック」と「ごくせん」の仲間は好きだから。
大河の総集編をみるつもりもありませんが、これは決して仲間のせいではありません......

以下、先週末に読んだ本をメモしておきます。
『クラシック音楽ガイド』(後藤真理子監修、成美堂出版)
『新電子工作入門』(西田和明、講談社ブルーバックス)
『アメリカ流7歳からの微分積分』(ドナルド・コーエン、講談社ブルーバックス)
『ウルトラマン創世記』(桜井浩子、小学館)

あとは、プラスチック成形と成形金型に関する参考書籍を数冊。
いまの仕事で、この知識が必要なので......

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